ヘッドセラピー 心頭反射

心頭反射とは

昔から「病は気から」というように、病気は、気の持ちようで、良くもなれば悪くもなります。

これは、本当でしょうか?

 

西洋医学では、心と身体は自律神経や内分泌などを介してその働きが連動しているといい、中医学では心身一如」つまり、心と身体は一つであり、健康な心が健康な身体を造るといいます。

 

日本の整体でも「体癖」という個人の感受性の癖により、ある傾向が生じ、体質や性格を形成するとされています。このように、心と身体は別物ではなく、切り離して考えることはできません。

 

では、「心と頭」の結びつき「心頭反射」について考えてみましょう。

心と頭が結びついたことわざが幾つもありまのでご紹介します。

 

心配や悩み事などがあって「頭を抱える」怒ったときは「頭に来る」

頭の回転が速い、鋭いことを「頭が切れる」といい、尊敬すると「頭が下がる」

 

謙虚な人は「頭が低い」し、頑固で融通がきかない人は「頭が固い」

ショックを受けた場合は「頭の中が白くなる」といい、反省し、気持ちを冷静にするときは「頭を冷やす」といいます。どれもが、日常で使われることわざで馴染みの深いものばかりです。

 

人は皆、今、自分が置かれている環境や状況により心(感情)が変化するものです。

そして、現在、脳科学では「心=脳」とされています。何らかの刺激が心(脳)に変化をもたらし、全身の筋肉、神経、ホルモンなどに影響を与えるということになります。頭部も例外ではなく影響を受け変化します。この心(脳)に刺激を受け頭部の軟組織が不随意に変化する現象を「心頭反射」といいます。